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レビュー (Amazon) バカンスのため次々と海へ向かう人々の中に、ポンコツ車を駆るユロ氏の姿があった。ようやく宿へ到着したユロ氏と、同じく休暇を楽しむべく海へ現れた人々との交流が始まる…。 ジャック・タチ監督が自作自演するおとぼけ風刺コメディ“ユロ氏”シリーズの記念すべき第1作。日本では第2作『ぼくの伯父さん』の方が先に公開されたため、このような邦題がつけられているが、本作のユロ氏は誰の伯父さんでもない、ただのおじさんである。セリフはほとんどなくパントマイム的演技に終始しながら、いかに自分が異分子であるかを際立たせていく姿が実に面白く、また日常スケッチを淡々と描きながら、そこはかとないおかしみを醸し出すひょうひょうとしたタチ演出のセンスの良さ。時が経てば経つほど新たなファンが増えていくという、今や伝説的名作である。(的田也寸志) |