テス [PR]ナスターシャ・キンスキー、ピーター・ファース、レイ・ローソン、トマス・ハーディ (ハピネット・ピクチャーズ)DVD 発売日:1999年1月25日(月) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
レビュー (Amazon) イギリスの文豪、トマス・ハーディの最高傑作を、ロマン・ポランスキーが渾身の力で描ききった文芸大作『テス』。貧農の長女・テスは、同じ姓を名乗るにせの親類の屋敷に奉公に出されるのだが、そこの息子の情婦にされた挙句、身ごもって実家に帰ることに。程なくして生まれたその子どもも死んでしまい、テスは再び家を出るのだった…。 ポランスキーがワンシーンごとに粘りのある演出で、大河ロマン的なうねりをつむぎ出す。えも言われぬほどの美しさをたたえたナスターシャ・キンスキーは、生きるほどに罪深くなっていくテスの流転の様を全身全霊で体現。そのみずみずしい魅力は、テスの運命の戯れをいっそう過酷なものにみせてくれる。 映像のひとコマひとコマは、まるでフランス・バルビゾン派の絵画のようだ。撮影監督のジェフリー・アンスワースが撮影中に突然死するアクシデントに見舞われるも、ギスラン・クロケがその後を引き継ぎ、見事アカデミー賞の撮影賞に輝いた。(麻生結一) 関連グッズ |