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レビュー (Amazon) 詐欺師のジョニー(ケイリー・グラント)に一目ぼれして結婚した富豪令嬢リーナ(ジョーン・フォンティーン)は、彼の挙動に不審を抱き始め、やがて保険金目当てに自分を殺そうとしているのではないかとおびえるようになる。 サスペンス・スリラー映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が、フランシス・アイリスの『犯行以前』を原作に描いた傑作。さまざまなアイテムによって、ヒロインの心理が巧みに描出されており、特に夫がヒロインのために運ぶミルクコップが暗闇の中でボーッと光るあたり、その中に毒が入っているのではないかと観客に想わせるなど、映画史的に残る名場面が連続してお目見えする。あくまでもヒロインの視点からしかドラマを見据えない方法論も功を奏している。なお、原作とはラストが異なっており、その点に関しては今なお賛否が語られることも多い。(的田也寸志) |