ブーメランのように [PR]アラン・ドロン、カルラ・グラヴィーナ、シュザンヌ・フロン、ロラン・マレ、シャルル・ヴァネル、ジョゼ・ジョヴァンニ (ハピネット・ピクチャーズ)DVD 発売日:1998年7月25日(土) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
レビュー (Amazon) ジャック・バトキン(アラン・ドロン)は事業に成功し、今や大企業の社長となっているが、かつてはギャングのボスであった。ある時ジャックの息子エディは、ドラッグ・パーティーに参加。踏み込んできた警察官を誤って射殺してしまう。息子の無実を信じるジャックは、ある決断を下す。 アラン・ドロンがナタリー・ドロンとの間に生まれた息子アンソニーを溺愛していたことは有名だが、「ブーメランのように」は、そうした彼の父性愛が臆面もなく披露されている作品だ。監督のジョゼ・ジョヴァンニは、70年代に「暗黒街のふたり」「ル・ジタン」とドロン主演作で注目された人材。しかしその演出手腕よりも投獄経験という過去が作品に反映されたことが、この監督の個性と見るべきだろう。自らもマネージャー殺害の嫌疑をかけられた(マルコビッチ事件)ドロンともども、社会に信じてもらえない者の悲しさ、悔しさを描くこの監督、主演コンビならではの作品と言えるが、いかんせんセンチメンタルさが全面に出てしまい、ジョルジュ・ドルリューの音楽に乗ってスローモーションで国境を越えるドロンと息子の姿に感情移入するのはいささか困難が伴う。(斉藤守彦) 関連グッズ |