レビュー (Amazon) 『ゴジラVSビオランテ』から始まった、通称VSシリーズの最終作。昭和29年に製作された「ゴジラ」の直接的続編というべき内容で、かつてゴジラを葬り去った酸素破壊兵器=オキシジェン・デストロイヤーが生み出した怪獣デストロイアと、体内のメルトダウンにより体躯を炎紅色に発光させたゴジラが、東京で激突する。 悪魔を思わせる怪獣デストロイアの脅威と、ゴジラの体内のメルトダウンによるサスペンスという二重のドラマ構成が楽しめる作品。特にVSシリーズ全作品の特技監督を務めた川北紘一による特撮映像は死にゆく大怪獣への鎮魂の思いにあふれており、冒頭の香港襲撃から溶解し絶命するまでを、一貫してダイナミックな演出で描ききっている。なお昭和29年版に山根恵美子役で出演した河内桃子が同じ役柄で顔を見せており、昭和と平成、2つの時代にまたがったゴジラ映画の橋渡し役を務めている。(斉藤守彦) 関連グッズ |