地獄の7人 [PR]ジーン・ハックマン、ロバート・スタック、フレッド・ウォード、レブ・ブラウン、パトリック・スウェイジ (CICビクター・ビデオ)DVD 発売日:2002年10月25日(金) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
レビュー (Amazon) ベトナム戦争終結から10年が過ぎようとしている頃、戦地で行方不明になった息子の生存を信じるジェイソン・ローズ大佐(ジーン・ハックマン)は捜索を国に掛け合い続けるも何の成果も得られず、ついに彼は息子の戦友たちを誘い、自力でヴェトナムへ赴いて息子の奪還を図る…。 MIA(ミッシング・イン・アクション=戦闘中行方不明者)問題をモチーフにした戦争アクション映画の先駆けとなった作品。80年代レーガン政権の強きアメリカ復興の気運に乗ったタカ派映画という表面的な批判も当時はあったが、国のために戦った者たちに国が何も報いてくれていないことへのアンチテーゼこそが本作の主題であり、監督に『ランボー』第1作のテッド・コチェフ、脚本に『ビッグ・ウェンズデー』の監督ジョン・ミリアスという布陣からも、それは容易に理解できることだ。戦闘スペクタクル・シーンの圧倒的迫力もさながら、そんなベトナムの悪夢を再現してまで息子を取り戻そうとする主人公の姿は、あまりにも痛々しく悲しい。一見イケイケだが、その実深い戦争の傷痕をえぐった悲劇を描いた戦争映画史上に残る傑作である。(的田也寸志) |