Cold Mountain [Soundtrack] [Import] [PR]Gabriel Yared (Sony)CD 発売日:2003年12月16日(火) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
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レビュー (Amazon) アンソニー・ミンゲラ監督がチャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を映画化。痛切なロマンティシズムとダイナミックな展開は原作を超えており、ホメロスの『オデュッセイア』に匹敵するほどだ。やはり『オデュッセイア』を参考にしたというコーエン兄弟の映画『オー・ブラザー!』を思わせる部分が多く、サウンドトラックをT-ボーン・バーネットがプロデュースしているという点も両者共通している。ただし、今回のサウンドトラックの魅力は『オー・ブラザー!』以上だ。アパラチア音楽の影響を受けた伝統的なフォーク・ソング、その作風を取り入れたエルヴィス・コステロやスティングらの手になるオリジナル・チューン、ホワイト・ストライプスのジャック・ストライプやアリソン・クラウスによる単なる顔見せを超えた力強いパフォーマンスを堪能できる。 ホワイトのブルースに対する入れ込み方は、「Wayfaring Stranger」とハウリン・ウルフのカバーである「Sittin' On Top of the World」を聴けば分かるように、もはや表面的なものではない。ホワイトのオリジナル曲「Never Far Away」では、ロマンティックな物悲しさも加わる。クラウスは、コステロの「The Scarlet Tide」で忘れがたい歌声を聴かせるが、ケルト風で哀愁に満ちたスティングの「You Will Be My True Love」では不完全燃焼という感じ。サウンドトラックらしい時代色・地域色の豊かさは、ブルーグラス/カントリー・フォーク界の重鎮たちが演奏する伝統音楽によってさらに強められている。2曲でゴスペル風の神々しいパフォーマンスを披露するセイクリッド・ハープ・シンガーズ・アット・リバティ・チャーチも存在感抜群だ。 ガブリエル・ヤレドによる数曲のオーケストラ・スコアは、登場人物の描写やドラマ展開の円滑化という重要な働きを担っており、この素朴なアメリカ音楽集を締めくくる役は、彼のスコアをおいて考えられない。バーネットの考古学者的な視点が光る本作は、濃く、土臭く、ビタースウィートで、『オー・ブラザー!』の再現にとどまらない魅力を放っている。(Jerry McCulley, Amazon.com) 関連グッズ |