彼女が死んじゃった。 DVD-BOX 長瀬智也 深田恭子 香川照之 赤坂七恵 いしのようこ 一色伸幸

彼女が死んじゃった。 DVD-BOX [PR]

長瀬智也、深田恭子、香川照之、赤坂七恵、いしのようこ、一色伸幸 (バップ)



DVD
発売日:2004年6月23日(水)



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レビュー (Amazon)
   突然自殺をとげた一人の女をめぐって、その女と一夜をともにしただけの落ち目なダンサー、その女の妹、そしてその女の自称婚約者の3人が、女の携帯電話に登録された196人を手がかりにその死の謎を探していく心の旅を描いた、それぞれにとっての再生の物語。ラブホテルの待合室で違う相手と一緒にいたハジメ(長瀬智也)とゆかり(木村佳乃)は、そこに流れたBGMを口ずさんだことで意気投合。泥酔のお互いの相手をくっつけてホテルを抜け出すと、ハジメがねぐらにしている江ノ島のハーバーにつながれたクルーザーで一夜を共にし、電話番号をお互いの携帯に登録しあって朝になって別れた。早速ハジメはゆかりに連絡しようとするが、携帯に番号が見当たらない。熱海のホテルでダンサー稼業をこなし、一緒に踊っていた八千代(赤坂七恵)をクルーザーに連れ込んだ次の日の朝、金魚鉢を持って現れたゆかりの妹で女子大生の玲子(深田恭子)とゆかりのフィアンセを自称する寿司職人の良夫(香川照之)から、ゆかりがマンションから飛び降り自殺したことを聞かされる。
   ロードムービー風の携帯巡りの旅の中で、すでにこの世にいない人物のパーソナリティを多くの人々の回想を通して浮き彫りにしていくちょっと風変わりな語り口は、人生の光と影を独特のアングルでのぞき込むこのドラマにとってのユニークさの一つでしかない。その道程を追体験していけばいくほどに、破天荒にして奇想天外な人間像を垣間見せてくれる愛しいほどの人生の迷子、ゆかりがはかなげで色っぽくたまらなく魅力的に見えてくる。そんな回想のみに存在するゆかりを演じる木村佳乃の圧倒的な存在感こそが、このドラマのエキスそのものと言えるだろう。コミカルにしてハードボイルドに、そして最後にはせつなさがこみ上げてくるような物語のタッチは、17年ぶりに民放ドラマの脚本を手がけた一色伸幸によるズラした面白さの筆致が冴え渡るところである。(麻生結一)
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