イヴォンヌの香り [PR]

イポリット・ジラルド、ジャン=ピエール・マリエル、サンドラ・マジャーニ、リシャール・ボーランジェ、コリンヌ・マルシャン、パトリス・ルコント (紀伊國屋書店)



DVD
発売日:2005年5月21日(土)



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レビュー (Amazon)
   パトリス・ルコント監督が得意とする、「匂い立つような官能」が、最も効果的に表れた一作。1958年、フランスのレマン湖畔の避暑地。ロシアの若き伯爵だと自称するヴィクトールが、美女イヴォンヌと出会う。急速に関係を深める2人。ヴィクトールは女優を目指すイヴォンヌをアメリカへ連れて行こうとするが…。当時を回想する12年後のヴィクトールの姿が交錯していく。
   ヴィクトールの視線となったカメラが追いかけるイヴォンヌの腿など、随所に肉体をなめ回すような映像が使われ、タイトルが示す“香り”を漂わせる。若い主人公2人の出会いとロマンスを、さらに官能的にするのは、イヴォンヌと親しいゲイの老人の存在だ。ルコント監督は、このように複雑に絡む人間関係から、本能的な愛を浮き立たせるのが実にうまい。風光明媚な避暑地の風景、50年代のカラフルなファッションも見どころだが、要所でのセリフとラストシーンが、「人間とは誰かを愛するために生まれてくるのだ」と納得させ、深い余韻に浸らせてくれる。(斉藤博昭)
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