その後の仁義なき戦い [PR]根津甚八、宇崎竜童、松崎しげる、松方弘樹、山崎努、飯干晃一、神波史男、松田寛夫 (東映ビデオ)DVD 発売日:2005年7月21日(木) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
レビュー (Amazon) 深作欣二監督の名シリーズの、その名を継承する作品。ただし監督は“映像の刺客”工藤栄一が登板。根津甚八、宇崎竜童、松崎しげる、原田美枝子といった当時の若手俳優たちを配置し、大阪に本拠を持つ暴力団・石黒組の若頭の急死が原因で、抗争まで一触即発の緊張が走る中、若い組員たちの友情と生き様を描いた作品。 深作監督のオリジナル・シリーズが、血で血を洗う抗争のシチュエーションを実録タッチで描いたのに対して、工藤版「その後の仁義なき戦い」は、組同士の抗争は背景にすぎず、そこでのたうち回るように宿命と闘う若い組員たちを、得意の集団抗争劇タッチでドラマティックに描いた作品と言えよう。これはヤクザ映画のスタイルで描かれた壮絶な青春映画であり、裏切りや謀略にさらされ、若い命を散らしてしまう壮大な悲劇でもある。工藤演出、とりわけ“光と影”の映像美は健在。全編たたみ掛けるようなダイミックな展開で、2時間8分を一瞬たりとも飽きさせない。70年代末期にぱっと咲いた時代のあだ花、されど名花。(斉藤守彦) 関連グッズ |