いいかげん馬鹿 [PR]

ハナ肇、岩下志麻、花沢徳衛、山田洋次、熊谷勲、大嶺俊順 (松竹)



DVD
発売日:2005年7月29日(金)



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レビュー (Amazon)
   前年「馬鹿まるだし」がヒットしたことで製作が決定した山田洋次監督、ハナ肇主演の喜劇。瀬戸内海の島に住む漁師の息子・安吉が、久しぶりに帰還したことで巻き起こる珍騒動の数々を、山田演出はハナの破壊的なキャラクターを前面に出し大いに笑わせる。ただしこの映画はそれだけでなく、良家の令嬢(岩下志麻)への思慕、また島を愛する安吉の思いが、常に裏目に出てしまうというビターな部分をもきちんと描いている。その安吉の失敗が島の観光地化の引き金になったりするあたりは、正直苦笑を禁じ得ないのだが、山田監督の演出は、最後にちゃんと安吉に小さなハッピーエンドを与えているところが心憎い。
   環境破壊へのメッセージが込められた作品という見方もあるが、そうした解釈は、後付け的に今日の視点で加えられたものであろう。漁業も限界を迎えた貧しい島が豊かになるのは、住民にとって切実な問題であったはずだ。その切実さに対する安吉の見当はずれな回答が、この映画の笑いのツボであり、また純粋さを象徴しているのでは。(斉藤守彦)
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