モスラ [PR]

小林恵、山口紗弥加、羽野晶紀、二見一樹、末谷真澄 (東宝)



DVD
発売日:2006年1月27日(金)



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レビュー (Amazon)
   「ゴジラVSデストロイア」をもって(一旦)終了した平成ゴジラ・シリーズの後を受け、東宝映画が製作したシリーズ3部作の第1弾。「都市破壊をしない」「自衛隊など防衛組織を出さない」「核兵器などの武器を出さない」。ゴジラ・シリーズと差別化し、女性に人気のあるモスラのキャラを活かすため、製作陣は上記の“3原則”を定め、「モスラ」をファンタジー映画として位置づけた。主役は少年少女、そしてモスラと交信出来る小美人・エリアス。封印されていた宇宙怪獣デスギドラが復活し、モスラとの戦いを北海道の原野で繰り広げる。これがデヴュー作にあたる米田興弘監督と、川北紘一特技監督は、記憶に残るファンタジー映画の佳作をものにしたと言って良い。
   この映画の最大の魅力は、主役たる少年少女の視点ですべてが語られていることだ。怪獣同士の戦い、そしてモスラ親子のコミュニケーションなど、ともすれば陳腐に見えてしまうこうした描写が、一定の視点できちんと描かれており、その視点が本編、特撮共にブレずに貫かれている。またそうしたファンタジー描写を見せる一方で米田監督は、デスギドラによって被災した住民たちが傷だらけになり病院で治療を受けるシーンをも、リアルに、かつ節度を保ちつつ描いている。
   大海原を渡って上陸するモスラ幼虫など、スケールの大きい特撮映像は、今は亡き東宝スタジオの特撮用大プールでなければ撮影できないであろう、ナイスビジュアル。ただしUFOキャッチャーの景品と見間違うような極彩色で足が太く、触覚から光線を出す「ゴジラVSモスラ」以降のモスラには、やはり違和感を禁じ得ない。(斉藤守彦)
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