ゲド~戦いのはじまり~ [PR]ショーン・アシュモア、ダニー・グローヴァー、イザベラ・ロッセリーニ、クリスティン・クルック、アーシュラ・K・ル=グヴィン、ギャヴィン・スコット (日活)DVD 発売日:2006年8月4日(金) ≪関連『映画・ドラマ』タイトル≫
レビュー (Amazon) 宮崎吾朗監督のアニメ映画『ゲド戦記』は、アーシュラ・K・ル=グウィンの原作の3巻を中心に映像化したものだが、こちらは1,2巻を米サイ・ファイ・チャンネルのために映像化した作品。ただし原作者はこの映像化を認めておらず、自身のサイト上で強く異論を唱えている。それもまたうなずけるところで、主人公ゲドの名称が、本来はゲドで通り名をハイタカとする二重構造が逆になっているあたり、製作サイドが原作の精神性に対する関心の薄さがうかがい知れる。だからつまらない作品かと言えばそうでもなく、風光明媚な光景の数々、そこそこ豪華なキャストに巧みなVFXなどはなかなか楽しめ、広大なスケールのファンタジー・アクションとして、まずまずの出来と評することが出来るだろう。 生みの親である原作者から認知されないこの作品は、いわば「ゲド戦記」の“影”と呼ぶべき存在だが、そんなことはどうでも良い人にとっては、ジブリ版「ゲド戦記」を見た後、ゲドやテナーには以前こんなことがあったのだ、と確認するために見るのがベストな鑑賞法か。(斉藤守彦) 関連グッズ |