河童のクゥと夏休み 【通常版】 [PR]

冨澤風斗、横川貴大 (アニプレックス)



DVD
発売日:2008年5月28日(水)



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レビュー (Amazon)
河童の子どもを見つけた少年が、河童と友情を育む物語。これだけ聞くと、多くの人は「子ども向け」と先入観を持つはずだが、本作にはアニメにあまり興味のない大人も引き込んでしまう、不思議な力が宿っている。江戸時代の地震で地中に埋まってしまった河童の子どもが、現代の小学生・康一に発見される発端こそ「おとぎ話」風だが、河童のクゥを迎え入れる康一の家族それぞれの心理が自然に描かれ、ほのぼのとした気分に浸らせてくれる。この種のアニメにとって、いかに“自然に”描くかは、最も苦労する点であるが、本作はそれを達成しているのだ。
河童の子どもは当然のごとく、世間から注目を浴びてしまう。マスコミに騒がれたクゥが東京タワーを登るシーンは、『キング・コング』を連想させ、観る者を切ない気持ちにさせる。そして予想どおり、康一の家族とクゥには別れの時が来るのだが、ここでも過剰な演出を避けることで、心にじわっと染み入る感動を与えることに成功した。青空と白い雲、クゥと康一が泳ぐ川など映像も上質。全体に誠実さに溢れた作りだからこそ、アニメに疎遠な人も思わぬ喜びで包むのである。(斉藤博昭)
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