ロング・グッドバイThe Long Goodbye (1973)音楽:ジョン・ウィリアムズ 2004年、Varese Sarabandeより2000枚限定でサントラが発売されました。Music Composed by John Williams キャスト・スタッフ
エリオット・グールド、スターリング・ヘイドン レビュー (Amazon) ハードボイルド小説で有名な、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウものの一編「長いお別れ」を、アメリカ映画界の反逆児ロバート・アルトマンが監督し、マーロウをエリオット・グールドが演じるという異色作。 深夜にキャットフードを調達すべく外出した私立探偵マーロウ。翌朝彼はメキシコに旅立つ友人テリーを見送った後、突如逮捕されてしまう。妻を殺害したテリーの逃亡を幇助した疑いというが、当のテリーは自殺。独自に捜査を開始するマーロウだが、複雑に入り組んだ事件は、意外な様相を見せる。 ミステリーとアルトマン監督という異種混合は、必ずしも成功してはいない。ストーリーを語ることに比重が置かれがちなタイプの作品は、もとよりアルトマンの得意分野ではないのだ。ところが最初はその風体に違和感を感じるグールドのマーロウが、ハードボイルド世界と絶妙なマッチングを見せて、すこぶる魅力的。ジョン・ウィリアムズの音楽、デイブ・グルーシン・トリオによる男女混声の主題歌も、雰囲気を盛り立てて心地よさこの上なし。チンピラ役で無名時代のアーノルド・シュワルツェネッガーが出演している。(斉藤守彦) |