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キャスト・スタッフ
ライナス・ローチ、トム・ウィルキンソン レビュー (Amazon) カトリックの司祭が男性への性衝動を抑えきれなくなるという、公開当時はローマ法王も抗議声明を出すほど物議をかもした問題作。スキャンダラスな分、展開としては喰い足りない部分もあるが、テーマ自体は斬新である。 グレッグが皮ジャンに着替えてゲイバーに出かけるシーンなどは、ゲイ映画としてはとくに目新しくはないものの、演じるライナス・ローチがあまりに清潔なイメージを保っているせいか、そのギャップが衝撃的だ。彼と一夜をともにするグラハム役はロバート・カーライルで、愛する相手へのもどかしさを切実に演じる。 司祭としての責任と自分の愛の本能に揺れるという主人公グレッグの葛藤だけでなく、父親から性的暴力を受ける少女の物語も並行して描かれ、メジャーの観客にも共感しやすい展開。双方の物語には、すべての人に愛と哀れみを与えるものだという、宗教の根源が共通点として浮かび上がってくる。監督のまっすぐな思いが貫かれた一作だ。(斉藤博昭) |