猫が行方不明Chacun cherche son chat (1996)キャスト・スタッフ
ギャランス・クラヴェル、ジヌディーヌ・スアレム、オリヴィエ・ピィ、セドリック・クラピッシュ レビュー (Amazon) パリ、バスティーユ界隈に暮らすメイクアップアーティストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)は、愛猫グリグリを近所に住む猫好きのマダム・ルネに預け、3年ぶりにバカンスを取る。ひとりぼっちの休暇を終えて帰ると、グリグリが行方不明に! なりふりかまわずグリグリを探すクロエに、ご近所の猫好きな老人たちやちょっととぼけた移民青年が手を貸して、大捜索が始まった。 愛猫を探すうちに、さまざまな年齢、職業、人種の人々が片寄せあうご近所ネットワークにかかわっていくクロエ。これまではただすれ違うだけだったお隣さんが、生きた人間としてかかわっていくうちに、頑ななクロエの心が柔らかくなっていく。気持ちが変わると、見えてくる風景が変わってくる。そんな心の動きを生き生きとしたパリの空気をと重ね合わせて活写していく。味のあるキャラのマダム・ルネは、実際に監督のガールフレンドの猫を行方不明にさせ張本人で、このことが本作の元になったとか。1996年、ベルリン国際映画祭国際批評家協会賞受賞作。(茂木直美) |