ハウルの動く城Howl's Moving Castle (2004)音楽:久石譲 監督・脚本:宮崎駿Music Composed by Joe Hisaishi 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(「魔法使いのハウルと火の悪魔」) 声の出演:倍賞千恵子(ソフィー)、木村拓哉(ハウル)、美輪明宏(荒地の魔女)、我修院達也(カルシファー)、神木隆之介(マルクル)、伊崎充則(小姓)、大泉洋(かかしのカブ)、大塚明夫(国王)、原田大二郎(ヒン)、加藤治子(サリマン) テーマ曲:「人生のメリーゴーランド」 … この曲名を名付けたのは、宮崎駿監督。 主題歌:「世界の約束」倍賞千恵子 レビュー (Amazon)
国内はもちろん海外でも高い評価を受けた『千と千尋の神隠し』から3年を経て、宮崎駿監督が発表した長編アニメーション(2004年公開)。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、王国の争いに巻き込まれながら心を通わせていく。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたファンタジーだ。 ハウルの城がもやの中にその姿を現すファースト・シーンだけで観客を別世界に引き込む手腕からして、やはり圧倒的。エピソードの因果関係などが若干わかりにくいきらいはあるものの、晴れた日の海の輝き、静謐に佇む湖が与える安らぎ、日常の中に訪れる平和な時間といった、何気ない一瞬の素晴らしさに心を奪われずにおれない。「千と千尋~」同様に、大筋と言うよりは細部にこそ味がある作品と言えそうだ。(安川正吾) |