パッチギ!Pacchigi (2004)音楽:加藤和彦 監督:井筒和幸Music Composed by Kazuhiko Kato 原案:松山猛(「少年Mのイムジン河」) 脚本:羽原大介、井筒和幸 出演:塩谷瞬(松山康介)、高岡蒼佑(リ・アンソン)、沢尻エリカ(リ・キョンジャ)、楊原京子(桃子)、尾上寛之(チェドキ)、真木よう子(チョン・ガンジャ)、小出恵介(吉田紀男)、波岡一喜(モトキ・バンホー)、オダギリジョー(坂崎)、光石研(布川先生)
キャスト・スタッフ
塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之、井筒和幸、松山猛、羽原大介、井坂俊哉.西島秀俊.中村ゆり.藤井隆 レビュー (Amazon) 『ゲロッパ!』の井筒和幸監督が、若者たちの恋と喧嘩を軸に、日本と朝鮮の深い溝とそれを乗り越える前向きな力を問う屈指の傑作青春映画。1968年の京都、高校2年の康介(塩谷瞬)はかねがね敵対する朝鮮高校に親善サッカー試合の交渉をするはめに。しかし訪れた朝鮮高校で彼は、音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目ぼれし、彼女と仲良くなりたい一心で、『イムジン河』の歌をギターで覚えるが……。 ベースは国籍の違いによる日本版『ロミオとジュリエット』だが、その実二国間のさまざまな世代が織り成すエネルギッシュな群集劇として見事に屹立。また深刻な問題に真正面から取り組みつつも、あくまでもにぎやかでコミカルに進むテイストからは、井筒監督ならではの人間讃歌がうかがえよう。娯楽を機軸に、観る者の意識を啓蒙させ向上させえる、これぞ真のエンタテインメントと断言したい。なおパッチギとはハングル語で“頭突き”のこと。“突き破る”“乗り越える”という意味もある。(増當竜也) |