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キャスト・スタッフ
西島秀俊、役所広司、りりィ、菅田俊、麻生久美子 レビュー (Amazon) 昏睡状態から突然目覚めた青年が、父が経営していたポニー牧場の再建に尽力するが、すでに家族は散り散りになっていて、14歳のままの自分と瓦礫の山だけが残される…。 「失ったものはすぐ取り戻せるよ」と周囲の人々から言われ、「失ったもの=家族との時間」を求めて、西島秀俊扮する豊は14歳のままの純真さで、いたずらをし、友達と会い、とにかくよく走り、エネルギーを使い果たす。が、最後に豊が気付くのは、「失ったものなど、もともと存在しなかった」ということではないのか。 父は自分の夢へ、母は新しい家族のもとへ、妹はボーイフレンドとの生活へと各々戻っていく。そして、青年がぼんやりと思い描いていた、家族全員の再会は皮肉にも自分の葬儀の場で実現することになる。あまりにあっけない人生だったのに、エネルギーを使い果たした豊の最期はすがすがしい。 この作品はサム・ペキンパーの『ケーブル・ホーグのバラード』から着想を得て作られたといわれている。(野澤敦子) |