女は女であるUne femme est une femme (A Woman Is a Woman) (1961)音楽:ミシェル・ルグラン
Music Composed by Michel Legrand キャスト・スタッフ
ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=リュック・ゴダール レビュー (Amazon) 『女は女である』には、ゴダールがはじめて映画で世界に触れたその指先が刻印されている。白を基調とした洗練された色彩、官能的なカメラワーク、詩的な字幕、ゆったりとした娯楽性……今となっては「ゴダールのトレードマーク」になっているもの、ほぼすべてがここ出そろって堪能できる。まさにゴタールの革新的作品といえよう。 物語の中心は子どもをめぐるカップルのケンカ。子どもを産みたい女とそれに反対する男、男友だちがそれに絡んでドタバタするというたわいないものではある。しかしセリフひとつひとつがかわいらしく、役者の演技は隅々までみずみずしい。この映画で一躍有名になったアンナ・カリーナの、アンニュイと幼さが同居した不思議な美しさからも目がはなせない。かろやかな足取りで「映画史」を大きく塗り替えた一作である。(岡野宏文) |