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キャスト・スタッフ
松田英子、藤竜也、殿山泰司、若松孝二 レビュー (Amazon) 料亭の女中である定は、吉田屋の主人の吉蔵と相思相愛の仲になる。やがて彼を独占したい一心から、定は吉蔵を殺害。さらに、その男根を切断する。 昭和の猟奇事件として名高い阿部定事件を究極の愛の形とみなし、フランス資本で製作した大島渚監督作品である。そのハードコアな描写に、当時の映倫はじめ国内当局はおののき、結果として画面の原型を留めないほど改変されたものが公開された。そして時を経た2000年、最低限のボカシをほどこした本篇ノーカットバージョンがようやく公開された。鮮烈な官能美の奥から純粋な男女の愛の姿を浮かびあがらせるという大島監督の真の意図が、ここで初めて日本の観客にも理解されることとなった。 優しさこそが美しさであることを体現する、松田英子と藤竜也の存在感もすばらしい。(的田也寸志) |