ヒノキオHINOKIO (2005)監督・原案・脚本・VFX:秋山貴彦出演:中村雅俊(岩本薫)、本郷奏多(岩本サトル)、多部未華子(工藤ジュン)、堀北真希(昭島江里子)、小林涼子(高坂スミレ)、村上雄太(細野丈一)、加藤諒(平井健太)、原沙知絵(風吹夏子)、牧瀬里穂(坂上ユウキ)、原田美枝子(岩本サユリ) 主題歌(テーマソング):「Tomorrow's way」YUI キャスト・スタッフ
中村雅俊、本郷奏多、多部未華子、堀北真希、小林涼子、秋山貴彦、米村正二、末谷真澄 レビュー (Amazon) 母の死をきっかけに自室に引きこもるようになった少年サトルの代わりに、彼が遠隔操作するロボットが登校する。材質に「ひのき」も使われていることから「ヒノキオ」と呼ばれるロボットが、サトルの目となり、手足となって通学するうち、ヒノキオ=サトルは友情や淡い恋も経験。同級生のひとりは、サトル自身にも会おうとする。設定は現代だが、ロボットの存在が当たり前になった社会が登場し、SFテイストも感じられる一作だ。 視覚や聴覚の情報を伝えるだけでなく、サトルがキーボード入力した言葉を音声で発するなど、ヒノキオの機能が面白い。驚くのは、CGのリアルさだ。ロボットのモデルによる実写部分もあるが、走る、ドラムを叩くなどヒノキオの複雑な動きがあまりにもナチュラルなうえに、背景との違和感がほとんどナシ。表面の質感や微妙な影も完璧に再現され、どこまでがCGなのか判別できないほどだ。後半の物語には、ゲームのバーチャルな世界が絡んで、やや作り過ぎのキライもあり、父と息子のドラマも平板だが、全体としてピュアな感動は残される。俳優陣では、同級生役を演じた多部未華子の存在感が際立っている。(斉藤博昭) |