ターネーションTarnation (2003)関連リンク ロードショー:2005年8月6日(土)~ →「2005年8月劇場公開映画」一覧へ ×Official Site(公式サイト) www.kadokawa-pictures.jp/official/tarnation キャスト・スタッフ
ドキュメンタリー映画、ジョナサン・カウエット、レニー・ルブラン、ローズマリー・デイヴィス レビュー (Amazon) ガス・ヴァン・サントと、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェルによって才能を見出された、ジョナサン・カウエットの自伝的ドキュメンタリー。ゲイである自分のプライベートに、精神的分裂症とドラッグ依存に苦しむ母との関係を、現在だけでなく、自分が生まれる前からの映像も交えながら追っていく。 映像の洪水になりそうなほど多くのイメージを、軽快なリズムと巧みな画面構成で見せていくジョナサンの手腕は見事。自分の成長に影響した過去の映画からのクリップや、自らが撮った短編映画が、違和感なく挟み込まれ、ポピュラーな選曲に走らない音楽にセンスが感じられる。自身や母の感情を字幕で見せるスタイルも劇的効果。そんな映像以上に観る者に訴えかけるものは、語られる「対象」で、母を巡る家族のシビアな状況には、要所で胸が締めつけられる。生半可な自伝ではない、痛いほどに伝わる魂の叫びを、簡易映像ソフト「iMovie」で編集し、218ドルで仕上げたというのも驚きだ。(斉藤博昭) |