カポーティCapote (2005)音楽:マイケル・ダナ 監督:ベネット・ミラーMusic Composed by Mychael Danna 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン(トルーマン・カポーティ)、キャサリン・キーナー(ネル・ハーパー・リー)、クリフトン・コリンズ・Jr(ペリー・スミス)、クリス・クーパー(アルヴィン・デューイ)、ブルース・グリーンウッド(ジャック・ダンフィー)、ボブ・バラバン(ウィリアム・ショーン)、エイミー・ライアン(マリー・デューイ)、マーク・ペルグリノ(ディック・ヒコック)、アリー・ミケルソン(ローラ・キニー)、マーシャル・ベル 関連リンク ロードショー:2006年9月30日(土)~ →「2006年9月劇場公開映画」一覧へ ×Official Site(公式サイト) www.sonypictures.jp/movies/capote キャスト・スタッフ
フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズJr、クリス・クーパー、ジェラルド・クラーク、ロバート・ブレイク、スコット・ウィルソン、トルーマン・カポーティ レビュー (Amazon) 「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティの半生に迫ったドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描く。死刑を宣告された犯人を自作に利用しつつも、やがて親近感を覚えて戸惑うカポーティ。作品のために“冷血”になっていた彼が、死刑を前にした犯人の心を知る過程は、感動的でありスリリングでもある。 本作最大の見どころは、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技だろう。ゲイであることを隠さなかったカポーティを、高めの声で表現。電話の受話器をつかむときなど、つねに小指を立たせるあたりが笑える。一方で自分の作品のために卑劣になる男の姿は、ある意味、リアル。本作は人間のダークな本能にも焦点を当てているのだ。またカポーティの親友や容疑者などキャストのアンサンブルも見事。そして観終わった後も印象に残るのは、映像の数々である。野原に建つ家や、殺された家族の部屋など、その構図や、惨い状況に反した落ち着いた色づかいは、1枚の絵のように不思議な美しさをたたえている。(斉藤博昭) |