|
キャスト・スタッフ
伊東美咲、チェン・ボーリン、加瀬亮、メイビス・ファン、塚本高史 レビュー (Amazon) 東京、台北、上海の3都市で描く、3つの物語。3編とも「ラブストーリー」というより「恋物語」と呼ぶのがふさわしい、切なくもピュアな味わいだ。東京編は、台湾からアニメを学ぶために来た留学生と、恋人を失ったばかりのアーティストの「出会い」。台北編では、別れた恋人に本心を伝えたいヒロインが、日本人留学生の友人に相談を持ちかけ、ふたりの間に「絆」が育まれる。そして上海編では、家の2階に居候する日本人留学生に、淡い恋心を抱く少女が、彼との「別れ」を経験する。 3作とも、言葉がうまく通じないために、より相手の心を理解しようとするテーマが共通。渋谷のスクランブル交差点、台湾の静かな海岸など、主人公たちを彩る背景も印象的で、なかでも上海の下町がノスタルジーを掻き立てる。キャストのなかでは、一途な想いを絵に託す役で、チェン・ボーリンのまっすぐな表情が心に残る。ドラマとしては、友人同士の自然な会話に引き込まれる台北編が秀逸…と、3作それぞれ見どころが違うのが特徴。3つの物語がわずかにシンクロするシーンもある。青春の、甘酸っぱい味が凝縮されたような3部作だ。(斉藤博昭) |