- Etupirka
- Brazil~Aquarela Do Brasil
- エンジェル・イン・ザ・スカイ
- Another Star
- Dolce Vita
- So Nice(Summer Samba)
- L'automne Est Arrive
- トゥー・ラヴ・ユー・モア
- 冷静と情熱のあいだ
- watashi
- 「情熱大陸」メインテーマ
- Walking With You
- Dream Of Wings
- Once Upon A Time
- Breeze Of Glory
発売日:2002年8月21日(水)
レーベル:エピックレコードジャパン
レビュー (Amazon) 葉加瀬太郎のヴァイオリンを一度も聴いたことがないという日本人は、おそらくごくわずかしかいないはずだ。主にテレビを通して、われわれは知らず知らずのうちに彼の音楽を耳にしている。
葉加瀬にとって初のベスト盤であるこのCDは、「情熱大陸」「激生! スポーツ・トゥデイ」といった番組のテーマ曲としておなじみのメロディーを中心に、クレモンティーヌ、バーシア、ジャン・ジェンホワ、西村由紀江、小松亮太ら豪華ゲスト陣と共演した曲を加えた変化に富む構成。葉加瀬の全体像をつかむのには最適の内容だ。
繊細な曲調をもつ収録曲のいくつかで、葉加瀬はひとつひとつの音をいつくしむように弾いてヴァイオリンの音色の美しさを聴かせる。しかし、彼の本領が真に発揮されるのは、<1><15>のように、アップ・テンポでグイグイと弾きまくる曲だ。墨をたっぷりつけた太い筆でスピーディーに字を書いていくような、あるいは、ペガサスが天を翔けていくようなスケールの大きさを感じさせる。少々荒っぽくなってもかまわず、ダイナミックに、大きく歌い上げていくのが彼のスタイルだ。こうした演奏をするとき、曲調はおおらかで明快なものがいい。葉加瀬もそれを心得ていて、自作曲には、小学唱歌のような懐かしさを感じさせるもの、加山雄三が書いていてもおかしくないようなあけっぴろげにハッピーな曲など親しみやすいものが多い。(松本泰樹)