銀色のシーズン (2008)監督:羽住英一郎出演:瑛太(城山銀)、田中麗奈(綾瀬七海)、玉山鉄二(小鳩祐治)、青木崇高(神沼次郎)、佐藤江梨子(北原エリカ)、田中要次(伊川一彦)、小林勝也、水橋研二、松崎裕、菅原卓磨、山根和馬、林剛史、三上市朗、清水昭博、マイケル富岡、矢吹蓮、豊田エリー、黛英里佳、杉本哲太(宮部智明)、國村隼(瀬戸雅之) 主題歌:「WHITE DAYS」コブクロ キャスト・スタッフ
瑛太、田中麗奈、玉山鉄二、青木崇高、佐藤江梨子 レビュー (Amazon) どんなに製作の段階が大変であろうと、どんなに皆が辛い想いをしようと、観客には関係のない話だ。すべては作品そのものが勝負なのだから。それはわかっているのだが、本作に関してはかなり製作現場に足を運んだこともあり、個人的にその大変さを踏まえつつ観てしまった。この作品の製作時期、温暖化もあってか、笑いたくなるほど雪がなかったのだ。通常ならありえない、雪山なのに雪をスタッフ総出で運ぶ作業。雪さえ降っていれば全く必要のない、その重労働を日々行い、しかもその上で天候によっては撮影がナシになるというとんでもない日々の連続を目のあたりにしていたから、本作でそれが全く感じられない、ちゃんとした雪山になっていたことに、いたく感動してしまったのである。基本的にはゲレンデで好き放題に生きていた3人の若者(バカ者?)が、ひと冬を通して少し成長していく物語であり、青春スキー映画としてはよくできた作品だった。恋愛エピソードはあえて入れ込まなくても良かったのではないかと感じたが、女にはあまりわからない男のいい意味での“バカ”っぷりは恋愛エピソードでもキッチリ出ていたし、『海猿』同様、男の心意気全開の羽住監督らしい演出で最後まで気持ちよく見れる作品になっている。スキーをあまり知らない人でもキチンと楽しめる作りになった映画だ。(横森文) |