スマイル 聖夜の奇跡 (2007)音楽:レミオロメン (song) 監督:陣内孝則Music Composed by Remioromen 脚本:陣内孝則、金子茂樹 出演:森山未來、加藤ローサ、田中好子、高樹沙耶、森公美子、松重豊、モロ師岡、RIKIYA、佐藤二朗、原田夏希、岡本杏理、谷啓、坂口憲二 友情出演:塚本高史、玉木宏、飯島直子、原沙知絵、佐藤浩市、寺島進 主題歌:「Wonderland」レミオロメン キャスト・スタッフ
森山未來、加藤ローサ、田中好子、高樹沙耶、森公美子、陣内孝則、金子茂樹 レビュー (Amazon) 陣内孝則の2度目の監督作。前作『ロッカーズ ROCKERS』の時は、自分の青春時代をベースにした自伝的作品であったが、今回は自分の息子が子供の頃からアイスホッケーはやっていたものの、本当の意味で物語をキッチリ練り(なにしろ脚本も手掛けているのだ)キッチリ演出をした、いわば初キッチリ監督作と呼べるもの。監督としての真価が問われる作品である。ではどうだったのか。結論は決して出来が良いわけではない。が、すごく陣内監督らしさがにじみ出た好感の持てる作品だった。『ロッカーズ』の時も感じたが、映画全面に陣内さんのニンマリとした独特の笑顔が透けて見えるような作品なのだ。面白いくらいに子供たちの演技も陣内さんに似てれば(演出しているから当たり前なのだが)、監督には演出的にはほとんど放っておかれたという主人公・森山未來の演技までどことなく俳優・陣内に似ている(ちなみに本人からは全くそれは意識していなかったと聞いた)。普通はいろんな人の意見や思惑が入り交じってしまうものだが“純正陣内”って感じでそれが心地よい。前半がまるでコントのような展開があったり、突然ドキュメント調っぽくなったり、バランス感は決して良くはないのだが、嬉しいくらいに監督の想いが伝わってくるからそんな技巧なんぞはどうでも良くなってしまうのだ。変に上手に撮ろうとして監督の想いが見えてこない作品なんかより、ずっと素晴らしい映画である。(横森文) |