奈緒子Naoko (2008)監督:古厩智之原作:坂田信弘、中原裕(「奈緒子」) 脚本:林民夫、古厩智之、長尾洋平 出演:上野樹里(篠宮奈緒子)、三浦春馬(壱岐雄介)、笑福亭鶴瓶(西浦天宣)、佐津川愛美(吉澤結希)、柄本時生(奥田公靖)、綾野剛(黒田晋)、富川一人(宮崎親)、タモト清嵐(吉崎悟)、結城洋平(藤本卓治)、五十嵐山人(佐々木黙然)、佐藤タケシ(五島伸幸)、兼子舜(上原高次)、藤本七海(12才の奈緒子)、境大輝(10才の雄介)、嶋田久作、奥貫薫(壱岐和子)、嶋尾康史(壱岐健介)、山下容莉枝(篠宮加奈子)、光石研(篠宮隆文) 主題歌:「あなたがここにいたら」ポルノグラフィティ 挿入歌:「首すじライン」RYTHEM(リズム) キャスト・スタッフ
上野樹里、三浦春馬、笑福亭鶴瓶、佐津川愛美、古厩智之、坂田信弘、中原裕也、林民夫、長尾洋平 レビュー (Amazon) 人気の同名コミックを映画化した青春映画だ。子供の頃に自分のせいで人が死んだという経験を持つ奈緒子。その奈緒子のせいで死んだ父親の息子・雄介。そんな辛い過去を持つ2人が再会し、高校駅伝での優勝を目指して頑張る雄介を応援していくというストーリー。つまりひたすら走ることで、次第に過去の呪縛から解かれていく2人の姿を描いたものなのだ。とにかくひたすら走って走って走り抜く彼らの姿は、それだけで胸に迫るものが自然と出てくるし、過去を背負った彼らになりきった上野樹里、三浦春馬の演技は見応えがある。しかし惜しむらくは細かい点。例えばすぐにコケる駅伝選手などが脇で出てくるが、実際に陸上部にいた子に聞いたところ転倒するなんてことは滅多にないという。スタート時点のせりあいでならまだしもだが、本作ではまっすぐな道でコケるのがあまりにも唐突なのだ。そういう部分がドラマの膨らましのための余計な部分にしか見えず、ドラマを膨らませるどころか興ざめポイントになってしまっていて勿体ない。せっかくリアル重視で展開しているのだから、そういうバランスは欠いてほしくなかった。(横森文) |