バンテージ・ポイントVantage Point (2008)音楽:アトリ・オーヴァーソン 監督:ピート・トラヴィスMusic Composed by Atli Orvarsson 出演:デニス・クエイド(トーマス・バーンズ)、マシュー・フォックス(ケント・テイラー)、フォレスト・ウィッテカー(ハワード)、サイード・タグマウイ(スワレス)、エドゥアルド・ノリエガ(エンリケ)、エドガー・ラミレス(ハビエル)、アイェレット・ゾラー(ベロニカ)、シガーニー・ウィーヴァー(レックス)、ウィリアム・ハート(アシュトン大統領)、ゾーイ・サルダナ、ブルース・マッギル、ジェームズ・レグロス、リチャード・T・ジョーンズ、ホルト・マッキャラニー、レオナルド・ナム 予告の後半で流れている曲:「To Victory (Philip Steir's Sacrifice for Sparta Remix)」Tyler Bates … 映画『300』のサントラよりボーナストラック曲。『300』コレクターズエディションのサントラに収録。 関連リンク ロードショー:2008年3月8日(土)~ →「2008年3月劇場公開映画」一覧へ ×Official Site(公式サイト) bd-dvd.sonypictures.jp/vantagepoint →テレビ放映履歴 キャスト・スタッフ
マシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー、デニス・クエイド レビュー (Amazon) アメリカ大統領が狙撃される! その題材だけでもショッキングなのだが、本作は、現場に居合わせた人々の違った視線で描かれ、真相が明らかになる作りが見どころになっている。ひとつのパターンが終わると、狙撃前に時間が巻き戻り、別の人のパターンと、計6回、狙撃の前後が繰り返されるのだ。複数の視線で事件を描くのは、黒澤明監督の『羅生門』や、『ユージュアル・サスペクツ』などが有名だが、本作の6パターンは時間も正確に刻まれ、映画が進むにつれ、驚くべき事実が少しずつ、薄皮が剥がれるように発覚する点が見事だ。 テロ撲滅の演説をしていた米大統領が撃たれたのは、スペインのサマランカという都市にある広場。演説を中継するニュースのカメラ、事件を防げなかったシークレットサービス、テロリストらしきグループ、聴衆、現地の警官、さらに大統領本人と、「6パターン」の視線もバラエティ豊かで、とくに狙撃される大統領のパートは予断を許さない面白さだ。デニス・クエイド、シガーニー・ウィーヴァーらキャストにも実力派を揃え、各人物それぞれの心理に深く切り込んでいく。これだけ複雑な構造をとりながら、90分で収めた手腕も高く評価されるべきだろう。(斉藤博昭) |