- All I Wanna Do
- Soak Up The Sun
- My Favorite Mistake
- The First Cut Is The Deepest
- Everyday Is A Winding Road
- Leaving Las Vegas
- Strong Enough
- Light In Your Eyes
- If It Makes You Happy
- The Difficult Kind
- Picture
- Steve McQueen
- A Change Would Do You Good
- Home
- There Goes The Neighborhood
- I Shall Believe
- The First Cut Is The Deepest (Country Version)
発売日:2003年11月4日(火)
参考価格:¥1,883(税込)
レーベル:Universal International
レビュー (Amazon.co.jp) ジャケット写真の中からシェリル・クロウがこちらに視線を投げ返してくる。アコースティック・ギター(ロックン・ロールにあっては緩衝材のようなもの)を抱え、美しい髪を輝かせ、気取らないニットウェアを着てはいるが、あごの下の拳をぎゅっと握り締め、ひどくピリピリした気配を漂わせている。結局、これがシェリルなのだ。「私はただ楽しみたいだけ」と“理想の自分”を歌いながら、本当はベッドに倒れこみ、一生そのままでいたい、さもなければ今すぐに死んでしまいたいと願う女性、それが彼女なのだ。先ごろシェリルは、長い間うつ病と闘っていることを公表した。
確かにシェリル・クロウは、何度もグラミー賞を受賞したことで、安易な称賛を浴びてきた感がある。しかし、10年間のソロ・キャリアのうち後半にやや問題がある(「C'mon C'mon」や「Soak Up the Sun」のバラ色の楽観主義など、いかにも無理をしているように見える)ことに目をつぶれば、デビュー10周年を記念する本作は、彼女の語り口のうまさを再認識するきっかけとなるはずだ。「Everyday Is a Winding Road」ではつらい長時間労働にひそむ落とし穴が、「My Favourite Mistake」では困った恋人のことが、MTV受けしそうなポップな枠組みの中で要領よく語られている。
ところがどうしたわけか、007映画の主題歌となった「Tomorrow Never Dies」や、アメリカの中絶問題を取り上げた「Hard to Make a Stand」といった佳曲がオミットされている。この2曲はイギリスでもかなりのヒットを記録したのだが。その代わりに3つの新曲が収められており、そのうちの2曲、つまり聖書の教えを思い起こさせる「Light in Your Eyes」と9月11日以降の世界に触れた「Let's Get Free」には、ジョージ・ハリスンとビートルズからの影響が見てとれる。(Kevin Maidment, Amazon.co.uk)