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キャスト・スタッフ
エマニュエル・ドゥヴォス、マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ、モーリス・ガレル、アルノー・デプレシャン レビュー (Amazon) 3度目の結婚を間近に控える35歳子持ちのキャリアウーマン、ノラ(エマニュエル・ドゥヴォス)は、末期がんに侵された父をめぐる家族の確執や、子どもの父親である故人ピエール(ジョアサン・サランジェ)との思い出に囚われるなど、次第に心を束縛されていく。一方、ノラの2度目の夫だった野放図なイスマエル(マチュー・アマルリック/本作でセザール賞主演男優賞受賞)は、突然精神病院に入れられてしまうが…。 『そして僕は恋をする』のアルノー・デプレシャン監督が、過去から脱却して未来へと人が飛躍していくことの厳しさとそれゆえの美しさを説く意欲的ラブ・ストーリー。複雑な人間関係を大きく2つのパートに分けて、スマートに処理していく手法が大いに功を奏している。また名曲『ムーン・リヴァー』(元々は『ティファニーで朝食を』主題歌)のせつなくもロマンティックな調べも効果的で、映画文法のみ強調して独りよがりになりがちな作品群とは一線を画した人生讃歌の秀作に仕上がっている。(増當竜也) |