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キャスト・スタッフ
松坂慶子、風間杜夫、宇崎竜童、平田満、ケン・フランケル、斎藤憐 レビュー (Amazon) 昭和11年、シロー(風間杜夫)と新妻のまどか(松坂慶子)はパリへ赴く途中、東洋ジャズのメッカでもある上海に立ち寄った。もともとシローはそこでジャズ生活を始めるつもりであり、彼にだまされたとわかりつつも、まどかは結局その地に留まり、さまざまなジャズメンと交流を深めていく。しかし、やがて日中戦争の影が忍び寄ってきて……。 自由劇場の大ヒット舞台劇を、深作欣二監督が『蒲田行進曲』のキャスト陣を起用して映画化。「ドンパチよりもブンチャカやろう」という、ジャズ好きな深作監督のテーマ性は明確で、高慢な軍部に逆らい『君が代』をジャズアレンジして演奏するシーンなど、その意気が見事に露となっているが、戦争の暗い影の部分に固執しすぎたきらいもあり、『蒲田行進曲』のような鮮やかな娯楽作には成り得なかった。思うに一見映画向きのようだが、実は落とし穴も多数ある難しい題材だったのかもしれない。(的田也寸志) |