僕は天使ぢゃないよ (1977)音楽:ティンパン・アレー、松本隆キャスト・スタッフ
斉藤沙稚子、横尾忠則、大瀧詠一、桃井かおり、あがた森魚 レビュー (Amazon) 駆け出しのアニメーター、イチロー(あがた森魚)とその恋人・サチコ(齋藤沙稚子)の同棲生活。その貧しくも悲しい青春の日々を、ミュージシャンのあがた森魚が林静一の『赤色エレジー』を原作に製作・監督・脚本・音楽・主演した1970年代伝説のインディーズ・ムービー。 彼ならではのノスタルジックでわびしく抽象的、しかしどこかポップなテイストが全面に発揮されており、その意味では実に彼らしい作品となっている。ディテールの繊細さも特筆的。泉谷しげる、大滝詠一、桃井かおりなど友情出演も豪華だが、その一方ではプロデューサーとのトラブルなどで一時製作中断に追い込まれるなど、難産の末の賜物であった。そもそも映画制作に憧れを抱いていたあがたは、以後、音楽活動と並行して、俳優や監督といった映画的活動を旺盛に行うようになっていく。(的田也寸志) |