- 歴史
- 化ケモノ青年
- 地元の朝
- 生きている証
- 一万回目の旅のはじまり
- ディンドン
- 必ずつかまえろ
- 星くずの中のジパング
- イージー
- 傷だらけの夜明け
- パワー・イン・ザ・ワールド
- (エンハンスド)<ドキュメンタリーフィルム「扉の向こう」劇場予告編映像>収録
発売日:2004年3月31日(水)
レーベル:フェイスレコーズ
レビュー (Amazon) 基本的に宮本浩次のモチベーションは、オリジナル14作目となるこのアルバムでもデビュー時と何ら変わらない。冒頭から、敬愛する森鴎外の権利や名誉への執着が霧散して以降の老境にシンパシーを抱いたり(「歴史」)、「化ケモノ青年」では近代における日本男児は生き方を見失ったと断罪しつつ同情をみせたりと、全編通じてそれははっきりしている。
ただ、30代も後半になり、以前は漠然としていた現実――未来とはつまり死である――に怯えず向き合い、しかもさすがミヤジ、トゥ・マッチに血相変えて歌う。そんなこんなで泣き笑いの芸術に昇華されるという訳で。案外R&Rのスタイルに縛られがちなこのバンドが、宮本の閃きに力むことなくオルタナティヴな演奏で応えているのも聴きだ。(石角友香)