レビュー (Amazon) 「キングコング対ゴジラ」の大ヒットに気をよくした東宝が、人気怪獣の対決をメインにすえて製作した作品。凶悪なゴジラと正義の使者モスラの対比がすこぶる効果的で、その形相といい、これほど悪役に徹したゴジラを見るのも珍しい。 大型台風8号のが去った後、静之浦に巨大な卵が出現する。モスラの卵であり、卵の所有権を主張する悪徳興行主に小美人は「卵を返してください!」と懇願するが受け入れられない。一方高潮の被害を受けた倉田浜の干拓地からゴジラが出現、静之浦に向かう。そこにモスラが飛来するが、ゴジラの放射能熱線で傷つき、卵の上で息絶えてしまう…。 ゴジラとモスラの対決の描写は、かたや人間が中で演技するぬいぐるみ、かたやピアノ線を使った操演と対照的。前3作と表情の異なるゴジラだが、円谷英二特技監督は「顔が違っても、この画が必要だからいいんだ」と2大怪獣対決の構図を楽しみつつ、ビジュアル的な効果を追求した。(斉藤守彦) 関連グッズ |