|
キャスト・スタッフ シルヴィア・クリステル、ウンベルト・オルシーニ、ジャック・ドニオル・ヴァルクローズ レビュー (Amazon) シリーズ3作目。タイトルにあるように、シルヴィア・クリステルが演じるエマニエル夫人は、本作が最後。セイシャル諸島を舞台に、エマニエルの奔放なアバンチュールが描かれるのだが、これまで彼女のそうした行動を黙認し、許容してきた夫のジャンがエマニエルが見初めた映画監督グレゴリーに嫉妬の炎を燃やし、やがてふたりの別離を呼ぶことに…。 風光明媚な風景。惜しげもなく裸身をさらして男と体を重ねるエマニエル。そしてそれを許容する夫。70年代の女性たちが「エマニエル夫人」シリーズに目を潤ませたのは、こうした現実離れしたシチュエーションに、ある種の憧れを抱いていたからに違いない。ところがシリーズ最終作を銘打った「さよならエマニエル夫人」では、これまで醜い感情として避けてきた「嫉妬」がエマニエル夫妻を別離に追い込む。結局は夫もエマニエルを独占したいのだ、とでも言いたげなその内容。シリーズに憧れていた女性たちは、さぞ裏切られた思いに囚われたことだろう。ラストカットにおけるエマニエルの晴れやかな微笑みは、開放された喜びからか。(斉藤守彦) 関連作品 ⇒
|