夢のチョコレート工場Willy Wonka & the Chocolate Factory (1971)音楽:アンソニー・ニューリー (songs) Musical Numbers Staged by Howard JeffreyMusic Composed by Anthony Newley Music Arranged and Conducted by Walter Scharf Lyrics and Music by Leslie Bricusse and Anthony Newley 原作:ロアルド・ダール(「チョコレート工場の秘密」) キャスト・スタッフ
ジーン・ワイルダー、ジャック・アルバートソン、ピーター・オストラム レビュー (Amazon) 世界中の子どもたちに愛され続ける『夢のチョコレート工場』。1971年の初公開以降、そのおもしろさは今なお色あせることがない。時代を超えて読者を惹きつけるドアルド・ダールの児童向け小説が楽しいミュージカルとなってその魅力をあますところなく伝えている。カーニバルを思わせる色とりどりの見事な衣装に目を奪われ、終始流れる挿入歌「ウンパルンパ」のメロディには思わず口ずさんでしまう。ウイリー・ワンカが行儀よくしろと言っても聞く耳を持たないやんちゃな子どものところに現れては、親のように歌詞に織り交ぜてたしなめる(ウンパルンパ、ドゥンパディドゥ♪)、あのちっちゃなウンパルンパ族のことを誰が忘れられるだろうか。いや、そんなことより本筋に戻ろう。物語の主人公はチャーリー・ブラケットという貧しい少年。憧れの金色のチケットを手に入れ、謎に包まれた夢の王国ともいうべきワンカの製菓工場を見学できることになる。チャーリーのほかに4人の子どもとその親たちも同行するが、4人が皆いいかげんで聞き分けのない子どもたちであることが次々に判明、ワンカを感心させたチャーリーだけが期待していた以上のご褒美を受け取ることになるのだった。しかしそこに至るまでの工場の見学シーンが圧巻。目もくらむようなお楽しみの数々に、ジーン・ワイルダーの卓越した演技が光る不気味なキャンディマン、ワンカの存在感が脅威と狂気をかもし出し、物語のセンチメンタルな甘さをほどよく緩和している。ワンカの工場のようなおとぎの国も悪い子どもにとっては怖い場所に変わるのだ、といった恐ろし気な展開も敢えて意図したものであろうし、それゆえファミリー映画の古典として息の長い作品となりえたのだろう。(Jeff Shannon, Amazon.com) |