救命艇

Lifeboat (1944)

音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
Music Composed by Hugo Friedhofer
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キャスト・スタッフ
タルラー・ハンクヘッド、ウィリアム・ベンディックス、ウォルター・スレザック、ジョー・スワーリング、マッキンレー・カンター

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   我が国では劇場未公開に終わった、アルフレッド・ヒッチコック監督の1944年作品。ジョン・スタインベックの書いた草稿をもとに、ステージに設営したボートのセットひとつと、8人の登場人物だけで97分の映画を創り上げた、実験精神あふれる傑作。
   第2次世界大戦中の大西洋。ドイツ軍のUボートの攻撃で沈没した船から脱出した乗客7人。一隻の救命艇に命を救われた彼らの前に、ドイツ軍の水兵が現れる。彼の乗ったボートもまた、攻撃を受けて大破したのだった。
   ヒッチコックの演出は、限定された場所に登場人物たちを集め、そのひとりひとりのバックグラウンドを徐々に明らかにすることで、戦争に対する姿勢、思想などを丹念に描いている。主役であるタルーラはブライドの高い女性記者で、彼女の存在は観客に鼻持ちならない不快感を与えるのだが、いくつかの試練と直面した後、彼女の印象がポジティヴに変化していく。このあたり、ヒッチコックが単なるサスペンスの巨匠ではなく、その人間描写においても卓越した手腕を発揮することを証明している。ただし最後の反戦メッセージは時代性とはいえ、いささか唐突すぎる印象は否めない。(斉藤守彦)
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フランシス・フォード・コッポラ監督『メガロポリス』エンディング曲。
『#真相をお話しします』劇中使用曲。
『8番出口』劇中使用曲。